2005年08月25日

戦後60年…

ちょっと話題が遅くなってしまいましたが、今日は広島の戦後を曲にした「奇跡の詩」についてお話したいと思います。ジジ音楽工房HPの曲紹介にはこのように書いてます。

Promenade V 「奇跡の詩」 

「おきてしまった悲しい出来事は、一瞬にして目の前の道を奪ってしまいます。しかし前に向いて歩いてきた人達によって、現在の幸せな時間が存在しています。いつまでも忘れてはならない事、それが広島にはあります。」曲はそんな過去の悲しみと復活のモチーフが平和の詩によってつながれていきます。そして永遠の平和を願い、復活のモチーフのユニゾンによって力強く曲を閉じます。終盤には平和の鐘を鳴らしたいと考えていたのですが、それはお聴きになる皆さまの心の中で鳴らして頂ければ幸いです。

私は学生時代を広島で過ごしました。8/6の朝はテレビやラジオで特集が組まれ、その時間(投下時間)には県民は黙とうをします。もちろん私もそれが普通だと思っていましたが、他県にくるとそうでもないんですよね。それとも60年という月日のせいでしょうか。現在の広島は緑の街のイメージが強いです。前市長が「街に緑を!」と造園関係にかなりの予算を組んでいたと聞いた事があります。その甲斐あって原爆投下後に50年は緑は生えないと言われた広島がしっかりと緑の街になっています。

さて曲の方ですが、中間のマンドロンチェロから始まり各パートが加わっていく所は広島復活の力を表現したつもりです。このモチーフは終盤では強烈な音となってその力を見せつけます。当初コーラス付きでスコアを書いていたのですが、残念ながら初演時に合唱団の都合がつかず、また平和の鐘を鳴らすことも実際には難しかったです。仕方なく、かなりの書き換えをしてしまいました。でも曲を通じてのエピソード(伝えたい事)はしっかりと入れているつもりです。ぜひ聴いて頂きたい曲です。
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2005年08月02日

マンドリン独奏・編曲集

 この編曲集、実は学生時代に編曲したものがほとんどです。清書をしていて驚いたのは、自由すぎる構成また原曲にない音が混ざっていることでした(笑)。当時の作業を思い出そうとするのですが、どうしてそうしたのかわからない部分もあります。でも最初のインスピレーションを大切にできるだけ当時のまま清書をしたつもりです。ちなみに収録曲は…

@G線上のアリア(バッハ)
A亡き王女の為のパバーヌ(ラベル)
Bシチリアーナ(レスピーギ編)
C亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
D展覧会の絵より(ムソルグスキー)
 プロムナード・古城・牛車
 リモージュの市場・キエフの大門

 @は私がよくマンドチェロで演奏しているものをマンドリン用に書き換えたものです。Aは編曲というよりは、メロディーを使った自由な変奏曲になっています。Bこの編曲は福岡のテレビ番組で放送して頂いたものです。学生時代に演奏した「古風な舞曲とアリア第3組曲」の中から印象深いシチリアーナを取り上げました。学生時代の思い出の曲です。CはCD「WORKS」に収録したものですので、参考音源があります。ト長調のキーにしていますので演奏しやすく明るい感じになっています。Dは私が21歳の時に演奏会用に編曲したものです。当時はキエフのみ演奏致しました。編曲したものを全曲通して聴いてみたいと思い、知り合いのマンドリニストの方(お二人)に楽譜をお渡しして待っておりますが…なかなか(苦笑)。次回のCD「WORKSU」では自作自演で入れるしかないかと思っているところです(笑)。編曲したきっかけは、当時ギターリストの山下氏がギター1本による「展覧会の絵」を演奏され感動、マンドリン1本でも!と思い…。そのおバカぶりも楽しんで頂ければと思っております(笑)。最後のキエフは弾いていてものすごく興奮してしまいます。もはや音を鑑賞するという状態ではなく、マンドリンという道具を通じて曲や奏者の情熱を伝える演奏となってしまう事をお約束致します(^^;。演奏難易度は高いですので、ご不明な点はご遠慮なくご質問下さい。
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