2005年03月30日

UDO…(鵜戸)

 私がライブで最後に演奏するマンドチェロ独奏曲です。この曲は演奏している姿を見ないとよくわからない曲だと思っています。演奏には「気」というものが必要で、これがぬけるとつまらない曲に変わってしまいます。なので、ぜひ生演奏(ライブ)でその気を感じて頂きたいと思っています。
 さてどうしてこの曲が最後なのかというと…、私のライブを生で聴いた事がある方ならご存知だと思いますが(苦笑)。実は爪が飛ぶのです(爪が割れる)。数年前に名古屋・神戸・東京と演奏旅行をした際、初日この曲で爪が飛びました。当日はプログラムも残っており、それにまだツアーは始まったばかり…大変苦労しました。その後、安全な演奏に切り替えたのですが「気」というものがなかなか表現できません。基本的に奏法を見直すこととなりました。

@爪を深い角度に入れないこと
これは弱々しくなるので腕の振りを大きくしてカバーしました。
Aアップ用の指、ダウン用の指と役割分担
文章では説明が難しいですが、私はそろばん奏法と呼んでいます。
B指の腹を使用
チョッパーと言われる奏法の親指の使い方です。

などなど、これによって爪はほとんど飛ぶことはなくなりましたが油断をすると…。だから最後の曲としています。考えてみれば8本のスチール弦を生爪でバシバシしばいているのですからね、割れてもおかしくないですよね。
 もともとこの曲のきっかけとなったのは三味線の演奏でした。弦3本の楽器でありながらそのエネルギーに鳥肌がたち、弦が8本もあるマンドチェロでも表現できるだろうと作った曲なのです。曲名につきましてはまたライブ会場でご説明致します…。
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2005年03月29日

Consolation(慰め)

 昨年の12月11日かつしかシンフォニーヒルズにて行われた「コンコルディアウインターコンサート2004」の為に作ったマンドチェロ独奏曲です。当日のパンフレットに以下のような事を書かせて頂きました。

『私はリビングに居る時には必ずテレビをつける癖があります。特別見たい番組がある訳ではなく、なんとなくそうしてしまっています。しかし最近は手を止めてそのテレビに釘付けになることが多くなってきました。戦争や災害のニュースです。私1人が怒ったり悲しんだりしても何の影響もないのですが、やりきれない気持ちでいっぱいになります。そんな時に頭の中に流れていた音楽がこのConsolation(慰め)です。』

 残念ながら「平和の為に…」とか「困っている人たちの為に・・・」なんてかっこいい活動ができる私ではありませんが、皆さんが幸せになるようにいつも願っています。
 
※私のCD「WORKS」に収録してあります。宣伝宣伝(^^;
posted by jiji_music at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 曲紹介(裏話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月26日

『遠い星』…マンドチェロ独奏曲

 病院の夜はすごく長かったです。20時に薬をつけ終わると、すぐに就寝の準備。そして21時には消灯になります。体調が回復してくるとさすがにこの時間には眠れません。そんな時に私は窓のカーテンを少し開けて夜空を見てました。病院は山の中、そして部屋が真っ暗なので星が見えるのです。しかし、私の瞳はよく見えない状態…。星がすごく遠くに感じました。
 そんな遠い星を見ているといつのまにか眠りにつくことができますが、他の患者さんのナースコールによって突然起こされてしまいます。また眠れない時間…朝まで長い。また星を見ながら、メロディーを頭の中で鳴らしていました。

 『遠い星』…マンドチェロ独奏曲として仕上げました。6月のライブで披露できればと思っております。楽譜も近日中に頒布させて頂きます。
posted by jiji_music at 23:54| Comment(6) | TrackBack(0) | 曲紹介(裏話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする